Pitti Immagine Uomo｜京都本店
6月も残すところ一週。こちら京都はいよいよ祇園祭モードに突入します。
実は6月15日から１週間、蒸し暑い京都を離れイタリアはフィレンツェで開催された世界的最大級のアパレル展示会PITTI IMAGINE UOMO（ピッティイマジネウォモ）（ピッティイマジネウォモ）の来春夏展を視察してきましたので、少しづつ内容をこちらでご報告したいと思います。
まず素材から。色目としてはやはりブルーのバリエーション、ライトグレーからベージュのスモーキーな明るめの色目を中心にグリーンやレッドを指し色としているのが多かったように思います。柄の傾向としてはスーツは無地と色差の少ないウインドペーンなどチェックが多く、ジャケットは今期も人気のブークレ調（糸節を目立たせた表面感ある素材）大柄のチェックが目立ってました。
デザインとしてはスーツジャケットともダブルブレストで昔のカラチェニやバルベラの様な“ド”クラシックのベリードラインのビックラペル（衿のラインが適度に曲線を描いた幅広の衿）が目立ち、パンツもワンタックで膝から裾にかけては従来通りテーパードした細身のモデルがいよいよ一般化しそうな雰囲気でした。
また会場では、各ファッション誌のスナップ特集でよく見る各国のバイヤー達や写真を撮られたいがために集まる通称「ピッティピープル」達のスタイリングも楽しめます。
共通するのが抜群のサイズバランス。パンツを細身にすることで全体のバランスをとっています。上着とパンツのバランスの大切さを再確認しました。
全体的に展示から場内の関係者の服装まで、私自身ワクワクするようなスタイリングも多く、とても刺激を受ける事ができたのが一番大きな収穫だ
と思います。
PITTIと合わせてサルト（仕立屋）の聖地ナポリにも足を運びました。PITTI以上に収穫と刺激が多かったので徐々にアップしていきたいと思います。
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