2021AW Styling sample「Brithish Influence Suit-③」~英国の影響力~|銀座店
2021AW銀座店展開のスタイルサンプル紹介の第三弾です。
服地はトレーニョ1900。British Infulence Suitとテーマして作成したスタイルサンプルですが敢えて(今回も!)イタリア製服地での作成です。と言っても英国へのリスペクト感いっぱいのサキソニー素材です。素材組織名称は意外にもドイツを由来としていますが、一応ツイードの仲間となるところに英国を感じます。柄はナローな並びのストライプに品を感じ、表面をクリアカットせず起毛を残した感じや平穏なミディアムグレーの色にはいい意味でのスノッブ性がありますね。
全体としては英国のトラディショナルなヴェステッドスーツ。スーツジャケットの肩先はちょっとだけのセミロープドショルダー。前面デザインはハイウエストの3釦・中1つ掛けでハッキング&チケットポケット付きで前裾形状は開きが少ないイングリッシュフロントカット。襟巾は少し広めのクラシックな設定にしています。背面は切り始め位置が高いサイドベンツ。袖縁の釦はキッス釦並べ×4個。ウエストコートはノッチドラペル付きのフロント4ボックスポケット。組下はアウト1タックでサイドストラップのベルトレス仕様となっております。纏めれば、一般の(業界人でない)日本人がイメージする典型的な英国スーツデザインを素直に表現したスタイリングサンプルです。是非この向きのスーツにご興味ある方、貴殿のオーダーのご参考にしてみてください。
ところで京都ビスポーク各店におきまして、すでに秋物がスタートしております。
2021AWは「やっぱりスーツはカッコいい」とスローガンし、服地の品揃え数は各店において過去最大級の展開をいたしております。コロナ禍以前に比較するとオーダーの受注総数は少なくなってはいますが、店頭にお越しいただきオーダーしていただくお客様にとっては、逆にその一着のへの想いは確実に増しています。そんなお客様へ私共は服地の品揃えを従来になく充実させご来店をお待ちする事が私共の想いです。
是非のご来店お待ち申し上げます。
銀座店 古賀
※蝶ネクタイはスタッフ私物