胸ポケットに華やかさを|堂島店(大阪)
いつもご覧いただきまして有難うございます。
今回はポケットチーフについてご紹介致します。
スーツの胸ポケットに装飾として挿す布の事をポケットチーフと呼びます。
この小さなアイテム一つでスーツの胸元をグッと引き締めたり、全身の印象を品良く見せることができます。
そんなポケットチーフにも少し歴史があります。
1920年代にポケットチーフを挿すための目的で、ジャケットに胸ポケットが施されるようになります。これによって実用品としてのハンカチを、装飾品として胸ポケットに挿すという習慣が徐々に紳士の間で定着しました。
日本のビジネスシーンではあまり見慣れないかもしれませんが、実際にチーフを挿すことで、スーツスタイルに清潔感や上品さをプラスできます。
チーフの挿し方にも種類があるのでいくつかご紹介致します。
・TVフォールド
最もスタンダード。ビジネスシーンではまずハズさない挿し方です。
慣れていない方からこれからチーフを使われたいとお考えの方は
まずはTVフォールドからお試し下さい。
・パフ
無造作に少し丸めた形が特徴です。
挿し方は簡易的で、尚且つ、こなれた雰囲気を演出できます。
スリーピークスと同様にパーティーシーンなどでよく使われます。
・スリーピークス
最もドレス感のある挿し方でモーニングスーツやディレクターズスーツなどを
着用するご結婚式やパーティーシーンなどに最適です。
・クラッシュ
ポケットチーフの四隅を出し、ドレス感を演出していただけます。
この挿し方は感覚的な要素が強いので上級者向けになります。
ポケットチーフもスーツやネクタイ同様、素材や折り方が様々です。
例えば、今の時期ですとウール素材のチーフと起毛感のあるスーツを合わせていただくと統一感が出ます。
また、シャツやネクタイの色をチーフで拾うだけで、コーディネートのバランスが取りやすくなります。
いつものスーツコーディネートにアクセントを加えてくれるポケットチーフ。
一度、試されてみてはいかがでしょうか。
飴野 和貴