普通で粋な「白・白クレリックシャツ」|銀座店
「クレリックシャツ」といえば胴体と袖部分が同一の色柄生地に襟・袖が白無地素材のものというのが一般的な解釈です。その趣はビジネスシーンでは程良いお洒落さになるのでスーツコーディネートに拘る紳士に好まれます。また、クールビスの時期には簡単に清涼感を装えるので春から夏にかけてご注文が多くなるデザインです。
今回のブログでご案内するのは、そのベースが白生地であるということが普通のクレリックシャツとは大きく違います。その白生地は無地ではなく色糸が入り込まない織柄生地のほうがより映えるシャツになり、襟・袖の真っ白な部分と身頃生地の差違が大きいほどその雰囲気が増します。
勝手に名称しますが、この「白・白クレリックシャツ」の良さは周りから遠めにみられるときは普通の白シャツ、近くに寄ってくる人にはさりげない拘りをアピールできるところです。18世紀の伊達男、ボーブランメルの名言にこのような詞があります。
人からおしゃれと思われているうちは、まだまだおしゃれではない。
道行く人々が振り返って君を見るならば、君の着こなしは間違いだ。
今回の「白・白クレリックシャツ」はこの名言を具現化したようなものです。なかなか一般の既製品では見かけることは非常に少なく、以前に海外のハイブランドショップなどで非常な高価な値札が付いているのをみたことがあります。ひょっとしたら、そこのデザイナーもそんな名言をヒントにデザインしたのかもしれません。
京都ビスポークのオーダーシャツでは¥1,000+税のオプション料金を加えていただくと、こんな粋なクレリックシャツが京都ビスポークの全店でご注文いただけます。是非、ご興味が沸かれたお客様がいらっしゃいましたら店舗スタッフへご相談ください。
古賀