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スポーツマン体型|京都本店

2016-02-12|

昨日の建国記念の日は、珍しく三条サロンが大忙しでした。。。(汗)
たくさんのご来店ありがとうございます。

こちらは、剣道をされているY様にお選びいただいたエルメネジルドゼニア【トラベラー】です。

ビジネススーツとして申し分ない綺麗ないい生地です。

Y様は剣道をされているそうで(それもかなりの腕前とお察ししました…)、特に左肩の肩甲骨の部分と左右の肩の高さに違いがでています。
また、左利きであるにも拘わらず、左右の上腕から下腕にかけて右腕の方が1㎝ずつ太い…通常利き腕が太くなる方は多いのですが、お話を聞いて納得しました。

剣道では竹刀を振る際、竹刀を上方へ引き上げるのは主に右手の為に右手に力を込めることが多いんだそうです。

Y様はスポーツマンに多い「反身体」気味で、加えて左右の肩の角度が違うため上着の蹴まわし(お尻の部分)が当たり、かつ左方向に引かれてしまう複合補正。
また、首もまっすぐ起こされるので後ろ側の首の付け根でスーツとケンカが起こります。。。

この癖のせいでよほどゆったりしたスーツを着ないと、腕も上げにくく首の付け根に何とも言えない重だるさを感じてしまわれてたようです。

そこで、今回はあえて今までのスーツより細めのフィッティングをし、型紙上で体型を補正することで一点にかかるテンションを逃がして着用感の改善と、特に背中に顕著に出るクセジワを解消していきます。

数日前のブログで書いた「屈身体(くっしんたい)」とは真逆の反身補正を型紙上で加え上着の裾が前に進むのを抑え、加えてもう少しだけネック位置を少し後ろに逃がし気味にし、左右の肩パットの量を微妙に調節することで首から肩にかけて服がきれいに乗るようにします。

こうすることで今までよりバストまわりのゆとり量を少し減らし、細めのシルエットにしても着にくくなることはないと思います。

楽さを優先しオーバーサイズのスーツを着るとどうしてもだらしなさやルーズな印象になってしまいます。ただ、スポーツをされているなど特殊な体のクセがある方は細身のスーツを着ると,
クセジワがより顕著に出てしまうことがあります。
正確な体型補正を施すことによって100%とは言いませんが、美しいシルエットと動きやすさや着やすさを高いレベルで両立させてくれます。

Y様、ありがとうございました。

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