オーダースーツ・オーダーシャツの専門店
京都ビスポーク 京都・大阪・銀座

カウンセリング

まずは、カウンセリングを行います。このカウンセリングでは、オーダースーツを身につけるシーンやどんなデザインが好みなのか、どれくらいの予算で作りたいのかなどを調査させていただきます。その結果をもとにして、品質やスタイルなどをご提案いたします。もちろん、明確なイメージをお持ちなのであれば、それをお伝えいただければ反映させることが可能です。

生地選び

その後、スーツの生地選びを行います。生地の種類は非常に豊富なので、その中から予算とデザイン性を鑑みつつ、お好みやシーンにあうものを探します。もちろん、スタッフがご提案することも可能です。

採寸

生地を選んだあと、採寸を行います。採寸は、オーダースーツにおいて最も重要な工程です。採寸スタッフの正確性、技術力がスーツの仕上がりを左右するといっても過言ではありません。お客様がお好みのフィット感やサイズ感、一人一人の体のクセなどを把握します。

ボタン・裏地・デザインの選択

お好みのボタン・裏地、各所のディティールやデザインを選びます。この細かいディティールの選択は、オーダースーツの醍醐味です。初めてでどれを選んだらいいのかわからない、という方はスタッフにお任せください。

ここまでが、フルオーダーにおける一般的な初回の流れです。

仕立て

綿密に採寸したお客様の採寸値を基にパターンを起こし、調整代を多めにとって生地を裁断、躾（しつけ）糸で仮留めして服の形に組み上げたものを一度試着し、全体のバランスやゆとり量、クセが出ないかなどを確認・調整するフルオーダーならではの工程を「仮縫い」と言います。

各パーツ同士は、本縫いせず躾（しつけ）糸でつなぎ合わせた状態で芯地もパットも仮留めなので、着心地やキツさなどは慣れていないお客様にとっては正直わかりづらく、あくまでバランスやサイズ感、全体的なシルエットとクセが解消できているかのチェック工程です。この後、お店によっては7割方縫製を進めた状態での「中仮縫い」で再チェックする場合もあります。

仕上がり調整・お渡し

仕立て上がったオーダースーツを一度フィッティングしていただき、シルエットや着心地、クセが解消されているかなどを確認します。必要に応じて微調整を行い、最終確認ができましたらお渡しとなります。

以上が一般的なフルオーダーの流れです。

京都ビスポークでの仮縫いに関して

京都ビスポークは、仮縫いに関して希望者だけに有料で選択できるようにしています。基本プライスでは仮縫い付きにはせず、この部分だけイージーオーダーの手法を応用し、着せつけ見本を着ていただきそれに細かくピン打ちをすることで仮縫いの役割を果たすことにしています。もちろん、これには明確な理由があります。

一般的に10～20万円以上の高価な「フルオーダー」において、前述のとおり粗断ちしたパーツと芯地やパットを躾（しつけ）糸で仮留めした「仮縫い」状態で試着し、サイズ感やデザインのバランス、体のクセを見る工程を経て一度ほどき、サイズ感や体型補正を型紙に反映し本縫いに入るという流れでした。

しかし、芯もパットも各パーツも仮留めされているため、慣れていないお客様は着てみても、実際仕上た後のフィット感や動きやすさといったものがわかりにくく、百貨店や一般テーラーにおいても、言葉は悪いですが、オーダーしている感を演出したり、仮縫いしているという安心感のためだけのパフォーマンス的なものになってしまっていることが散見されるのも事実だと思います。また、仮縫いを組むとどうしてもコストに跳ね返ってしまうため、一般的な仮縫い付きのオーダースーツは十数万円以上と高価なものになってしまいます。

このような理由から、京都ビスポークでは仮縫いの工程だけイージーオーダーの手法を応用し、しっかりと縫われた「着せつけ見本」を着ていただきそれに直接細かくピン打ちすることで、実際の仕上りに近いキツさなどの着用感とシルエットを再現するようにし、かつリーズナブルな価格を実現することにしているのです。もちろんお客様が「仮縫い」を希望される場合は＋20,000円の追加で本格的な「仮縫い」をお楽しみいただけますので、仮縫いをご希望の際はフィッターにお申し出くださいませ。

京都ビスポークでは、高い技術を持ったスタッフが採寸にあたり、20カ所以上のサイズを測ります。正しい位置を正確に測るといった基本をしっかり行ってこそ、必要なゆとりをきちんとキープしながら体にフィットするスーツが完成するため、素早くかつ正確に採寸します。また、お渡し後のアフターフォローも充実しています。ご注文から2年間はウエストサイズや股下の調整は無料で承りますので、長いお付き合いが可能です。京都・大阪梅田・東京銀座に店舗を構えていますので、お近くの店舗にお問い合わせください。

光沢

生地を手に持って、どのような光沢が出るかをチェックします。なるべく、普段スーツを着るような明るさの場所や直射日光をさけた自然光のもとで確認するのがおすすめです。

柔らかさ

生地を手に取って柔らかさを確認してみてください。感触が柔らかい生地は原材料が高価な極細の原毛を使った上質なものです。ただし、やわらかくても適度な「コシ」が無いものは、安価で粗悪な原料を使い、打ち込みを甘く織ったものである可能性があり、型崩れの原因となりますので注意が必要です。余談ですが、なんでも柔らかいからいいと言うのではなく、生地を手に取って手の感覚でしっかりと確認しながらキチンと答えてくれる店員さんは知識面で信頼できると思います。

ストレッチ性

少し生地を伸ばしてみて、ストレッチ性を確認します。伸縮性がないと、着たときに窮屈になってしまいます。また、伸びるだけでなく元に戻ろうとする力（キックバック力）をしっかりと感じられるのが本物のストレッチ性で、しっかりと打ち込んだ真面目に作られた生地といえます。

京都ビスポークは、生地の「目利き」を重視した上で品質の高い生地を数多く取り揃えています。ドーメル、ロロピアーナ、エルメネジルド・ゼニアといった人気のブランドはもちろん、テーラーロッジやハリソンズオブエジンバラなど服好き垂涎のブランドもたくさんストックしているので、ぜひ手に取ってお気に入りの生地を見つけてください。高品質でありながら、どれも手の届きやすい価格でご提供しております。