洋服豆知識【1】|堂島店(大阪)
この三連休、皆様どのようにお過ごしですか。
今日は Super 100’s について、簡単にご説明させていただきます。
まず 100’s という数値は、その生地の品質を表示した目安のようなものになり、繊維の細さ(繊度)を指しています。
数値が、110’s…120’s…130’s… と高くなっていくにつれて、より細い繊維が使用されています。
Super 100’s ⇒ 18.5ミクロン
Super 110’s ⇒ 18.0ミクロン
Super 120’s ⇒ 17.5ミクロン
Super 130’s ⇒ 17.0ミクロン
このように、0.5ミクロンずつ細くなっていきます。
一般的に、高い数値のものは生地になると非常に滑らかなのですが、デリケートなのでシワには弱いということになります。
ちなみに、この数値によって繊維の細さを表示することができるのは、ウールのみです。
これと類似した言葉で、番手という表示がありますが、番手とは糸の細さを指しています。
少しややこしく感じられるかもしれませんが、1本の糸を構成するのが複数の繊維になるので、Super 100’s と 番手 は別物ということになります。
こういうところにも少し目を向けていただければ、生地を選ばれる際にも普段とは違った楽しさが生まれるのではないでしょうか。