BLOG
ショップブログ

夏のネイビースーツ|京都本店

2020-07-17|

このブログを書いています今日は、祇園祭 山鉾巡行の日。祇園祭で最も盛り上がる昼と夜です。沢山の人で賑わい、ちまきを買いに行くにも1時間以上待ちの長蛇の列。その列にスーツを着て、汗を拭きながら順番を並ぶのが毎年の恒例でした。夜には当店からほど近い烏丸通りに屋台が沢山出て、数十万人の人で賑わう日になる。
この時期になるといつもと違う街の雰囲気や音を感じ、私の身体もようやく夏を思い出します。しかし今年は雨の日がとても多く、更にコロナで祇園祭も中止。本当なら7月1日からの祇園祭り期間になると、烏丸周辺の町屋の2階からは皆で本番に向けてお囃子を練習する笛や鈴の音色が聴けます。阪急電車の駅のホームでは、「コンチキチン」とお囃子がスピーカーから流れ夏を感じさせてくれますが、今年はそれもなしです。
山鉾巡行の次の日、朝お店に出勤する時にいつも通る道は前日の出店からのゴミが散乱し、空き容器やカップを避けながら歩いていた毎年でしたが、明日はそれも無く普段と同じ日常を迎えるのだろうと考えると、少し寂しい気持ちになります。
さて話は変わり、コロナ渦の余波がまだまだ続く夏を迎えますが、巷では【テレワーク】と言う言葉が流行し、それに合わせてオフィスカジュアル化が進んでおります。そもそもオフィスカジュアルとは、スーツのようにカッチリとした服装でなく、あくまではオフィス内で働くにふさわしい【カジュアルファッション】の事です。チノパンや柄物パンツで、上は衿付のシャツやポロシャツです。上から紺や黒のジャケットを羽織ったりもします。キレイにまとめれば、スーツとさほど変わらないぐらいの清潔感もあります。
こうして時代はドンドン変化をしていきますが、仕立てを専門にしている京都ビスポークが常に思う事は、どの時代においても男性の正装の最上級は【スーツスタイル】だと思います。相手に安心感と敬意を払い、【信頼】を感じてもらえる服装がスーツです。そのスーツを【季節に合わせて、服地の色を変え・素材を変え・仕立て方を変える】その季節に似合うスタイルで過ごすのが大人の男性の嗜みだと思います。
夏は見た目の涼しさから清涼感あるネイビースーツが仕立てたくなるものです。
京都ビスポークではどのシーズンでも沢山のお客様に満足をいただけるよう何十種類もの紺色の服地をご用意しております。 フォーマルな濃紺(ミッドナイトブルー)から、今のシーズンに適した鮮やかなネイビーブルーの服地までございます。織られた産地により艶が強いものから、艶が少ないドライなタッチの服地までございます。これからでもまだまだ夏のお仕立は間に合います。是非、ネイビーブルーで夏をお楽しみくださいませ。

 

京都ビスポーク 京都本店 三条店 堂島店 銀座店
■ 京都ビスポーク Instagram ■