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「ある意味、理想の服地。」を求めて・・・|京都本店

2018-04-07|

オーダースーツの仕立て上がりで重要な要素である服地の世界三大産地は、イタリア「ビエラ」・イギリス「ハダースフィールド」・もう一つの産地が日本の「尾州」と言われております。

 

尾州は、木曽川の軟水と温暖な濃尾平野を背景に奈良時代以降より織物産地として発展してきました。以前から私共はそんな尾州の織元と理想の服地を模索しておりましたがこの度、最高の糸づくりと希少なションヘル織機とのマリアージュによって素晴らしい服地ができ上がってまいりましたのでご紹介させていただきます。

 

 

その服地は、とても柔らかで優しいタッチです。 Super 130’sの最高級極細原毛をしっかりした太さのある60番手にし、昔ながらの希少性の高い低速織機(ションヘル織機)で、ゆっくりと織り上げていきます。

 

 

昔ながらの専用シャトルを左右に飛ばしながらゆっくりと織る事により、一般的な高速織機の打ち込みの強さにはない,生地に極力ストレスをかけずふんわりと織り上げる事が出来ます。 その為、生地には何とも言えない自然な柔らかさとストレッチがうまれます。同時に60番手のしっかりと撚り上げた糸を使っている為、生地全体に芯の強さも感じれ取れます。

 

 

 

柔らかい服地ですが、衿の返りはとても美しく生地の素性の良さと芯の強さを感じます。

 

 

ウエストのくびれも優雅に現れ、艶やかなイタリア生地と質実剛健なイギリス生地の「いいとこ取り」とでも言うのでしょうか、細部まで見過ごさない物作り精神の配慮から日本の機織り職人の魂を感じます。

 

 

スーツの着用用途は人それぞれですが、着やすさばかりを求めては見た目の美しさが損なわれます。 見た目の美しさを追い続けては、生地の耐久性や個人の「着用時の我慢」に繋がり、必ずいつかは限界を感じます。

 

この服地は自然な伸縮性で身体を包んでくれます。 理想を求める第一歩としては良いかもしれません。

店頭にてサンプルジャケットもございますので、是非着心地を体感してみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

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