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京都ビスポークのトレンチコート|京都本店

2023-10-06|

京都ビスポークでお仕立ていただけるトレンチコートのご案内です。 トレンチコートと言えば、バーバリーやアクアスキュータムが古くから有名ですが、当店のトレンチコートも見逃せません。両者に負けない本格派のデザインです。
トレンチコートとは・・・第一次世界大戦のイギリス軍で、寒冷な戦地に対応する防水型の軍用コートが求められたことから開発されたコートです。優れた耐久性&防水性・戦闘服の機能性をベースにした、正に【究極のコート】と言う感じです。詳細は昔の話ですが、今はタウン用コートとして男女問わず幅広い世代に愛されているコートの一つです。
    
そんな一度は着たことのある?トレンチコートですが、京都ビスポークのトレンチコートはディテールも本格的に仕立てあげています。トレンチと軍パン、これほどデザイン性がありながらも付いているディテールの一つ一つが意味を成している服は他にありません。
当店のトレンチコートは、前身頃がシングル・ダブルの2種類お選びいただけます。(写真はダブルトレンチです。) 見慣れているのはダブルトレンチコートの方だと思います。 ご注文もダブルの方が多いです。
 ここからデザイン・ディテールのご紹介です!

 

   
①【エポーレット】
ご存じエポーレット(肩章)と言う、肩先に取り付けられたベルトです。 水筒や双眼鏡・拳銃などアイテムにつけた紐にエポーレットを通し、アイテムがずり落ちないようにを吊ったりします。昔の人はレザーグローブなんかも通してました。
②【喉元のチン(喉)ストラップ】
雨風を防ぐためや防寒のために襟を立たせた時、のど元をしっかりと留めるための道具です。未使用時は襟裏に収納可能。
③【ガンフラップ】
右肩を守る1枚の布。ガンフラップと言うだけあって、元々はライフルのグリップの底を右肩に当て、銃を撃つ際に衝撃に耐えるために付けられていました。 今ではトレンチコートの代名詞となるデザインの一つです。
④【ラペル(襟)】
襟の端にはしっかりとミシンステッチが入ってます。ステッチを入れることにより、襟端のほつれ防止や強度を上げることができます。

 

   
⑤【ウエストベルト】
フロント釦を止めたときに、よりタイトにウエストラインを強調するために使います。 男性の場合は、ウエストベルトを使わないときは、ベルトの端を腰ポケットに入れておくぐらいが、武骨で男らしさがあって良いです。
⑥【スリーブストラップ】
雨風が強いときに袖口から風が入り身体を冷やさないよう、袖口をストラップで締めて雨風を防ぐとともに、腕の動きで袖がまくり上がらないように取り付けられた、バックルを装着した袖ベルト。
   
⑦【貫通式ポケット】
腰ポケットから内側に手を入れられる貫通式ポケットです。前身頃のボタンを留めてベルトを締めて着用した状態でも、コート下のジャケットやパンツのポケットに収納した物を取り出しやすくします。昔の知恵です。
 
⑧【バックスタイル】
背中の上から垂れ下がって背中中央で切り替えてあるデザインは、「ストームシールド」・「アンブレラヨーク」とも呼ばれ、雨が降りかかる背中上部から雨水が下に流れ落ちるように設計されて防水の役割を果たし、2枚の布を縫い合わせてケープ状に作られています。動きを妨げないように末端は縫い付けていない。

 

いかがでしたでしょうか。 仕立てですのでコート服地は色々をお選びいただけます。 古くからコートに使われている【ウール・コットンギャバディン】もお取り扱いがございます。 今年は既製品のコートはお預けして、様々な色柄の服地で既製品にはない唯一無二の【私だけのトレンチコート】をお仕立ていただくのはいかがでしょうか。

 

モデル 京都本店スタッフ 酒井       身長 181.0㎝
着用サイズ メンズ50相当  コート着丈 102,0㎝・袖丈 65,5㎝

 

京都ビスポーク 京都本店 三条店 堂島店
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